会場はなんと東京タワーの真横

3月7日、2025年度運動指導者団体連絡会合同セミナーに参加してきました。

運動指導者団体連絡会とは、国内の代表的な運動指導者団体である4つの団体(NPO法人NSCAジャパン、NPO法人日本健康運動指導士会、NPO法人日本トレーニング指導者協会、公益社団法人日本フィットネス協会)で構成されています。
この業界に携わっている身からすると錚々たる面々の集まりなのですが、一般的には「なんのこっちゃ」ですよね。「運動したいんだけ、どうしたらいいか分からないんだよね~」となったとき、まず相談すべき団体(及びその有資格者)と思ってください。

今回の合同セミナーのテーマは、高齢者に対する運動指導について。
特に核となるのは“安全に目的を達成するために“ということ。

その背景にあるのは2つの問題。
一つは我が国が超高齢社会に突入したこと。個々人が健康管理を行うための場所として、スポーツジムやパーソナルトレーニングジムはその役割を担うことが増えてきました。
もう一つは、パーソナルトレーニングのブーム到来と同時に、パーソナルトレーニングによる健康被害が多発したこと。2023年に消費者庁が調査に乗り出す事態となりました。

とりわけ後者については思うことが沢山ありますが、本が一冊できあがるくらい長くなると思うので、皆様の貴重な時間を奪わないためにも一旦置いておきます。

当方、理学療法士でもありますので、日々いろいろな人、いろいろな病気と向かい合いながら運動指導(リハビリ)を行っています。
人によっては既往歴が渋滞するほど多い。しかもほとんどの人は運動経験なんて皆無という現実。
こちらも慎重に慎重を重ねて(内心ビビりながら)指導させていただいているというものです。

30代や40代の方を対象に指導をさせていただく場合だって気が抜けません。
数年間まともに運動経験が無いのであれば、「よく動けていたあの頃の自分」のイメージでいきなり運動しようものなら、体調不良まっしぐらです。
誤解を恐れずに言いますと、ある意味、この年代の方の「大丈夫」はご高齢の方の「大丈夫」よりも信用していませんすみません。

といった具合に、個人的には普段から健康被害が生じないように気を付けているつもりなのですが、結局のところ一番過信してはいけないのは自分自身ですね。
今回のセミナーでは、それを最も感じました。

やはり大前提として、運動は適切な身体評価のもとで、適切な運動種目と運動強度が選択されて実行されるべきです。
そして健康被害リスクの回避には、緻密な観察と柔軟な判断。対象者の声をしっかり聴くこと。
いま一度この点を深く深く心に刻み、今日からの運動指導に活かしていこうと思います。

終了後、かつて通っていた恵比寿にあるタイ焼き屋さんへ。
およそ10年ぶりに行きましたが、相変わらず美味でした。